舞台となるのは、他人の夢の中という設定です。
2010年7月17日に公開された映画『インセプション』は、物語としては情報量が多いため、一度ではすべてを理解し把握して、味わい尽くすことが難しいかもしれません。
そんなみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『インセプション』の予告編
<インセプション・予告編>
産業スパイのコブは、他人の夢の中に入り込んで情報を盗み出すスペシャリスト。
実業家のサイトーからの依頼により、ある企業を倒産させるため社長の息子を騙すという任務につきます。
困難なミッションの実現に向け、真に頼れる実力のあるメンバーを集めるのです。
ベストメンバーでミッションに臨むコブ達を夢の中で待ち受けていたのは想定外の事態が発生する。
映画『インセプション』の解説
監督はダークナイトやインターステラなどヒット作連発のノーラン・ライアン。
ヒットメーカーになった彼が、構想に20年かけねりにねって世に送り出したのがインセプションです。
主演はタイタニックで一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしたレオナルド・ディカプリオ。
日本ではレオ様の愛称で親しまれイケメン俳優のイメージが強いですが、じつは演技力にも定評があります。
2015年には悲願であったアカデミー主演男優賞を受賞しました。
サイトーを演じているのは、ラストサムライで注目されハリウッド俳優としても活躍している渡辺謙さんです。
映画『インセプション』のあらすじ
産業スパイのコブは、実業家サイトーの夢の中に入り情報を盗むミッションに失敗する。
失意の中日本を去ろうとするコブに、ターゲットであったサイトーが意外にもある任務を依頼します。
ライバル起業の倒産を図るため、社長の息子を騙してくれというのです。
それは夢の中に入り情報を盗み出すのではなく、偽の情報を植え付けるという最高難度のミッション。
人生をリセットするため、選りすぐりの仲間を集め、かなりきわどいミッションに挑むコブ。
三層構造となっている夢の中の第一階層から、想定外の出来事が次々と巻き起こり混乱するメンバー。
ミッションを達成し、生きて現実世界に戻ることはできるのか。
映画『インセプション』のみどころ
舞台となるのは他人の夢の中ですから、何でもありですがルール設定が絶妙です。
夢は多層構造で各階層と現実の時間の進む速さが違うなど、ワクワクさせる掛けがてんこ盛りです。
映像は今までに見たことがないような奇想天外で美しい斬新なものとなっています。
アカデミー賞でも視覚効果賞・撮影賞などを獲得しており、映画ファン必見の映像美です。
映画を見た後も様々な見方をする人たちが、議論して盛り上がるほど内容が濃い映画となっています。
複雑なパズルのように作り込まれていますから、深読みし出せば何度でも楽しめる映画といえるでしょう。
映画『インセプション』の感想
複雑に作り込まれていますが、決して難解な映画ではありません。
情報量が多いため、一度ではすべてを把握して味わい尽くすことが難しいということなのです。
斬新な映像表現とサスペンスを味わうだけでも十分楽しめます。
気に入ったなら何度も見て独自の世界観を味わい尽くすのもいいでしょう。
映画『インセプション』の登場人物・キャスト
インセプションの登場人物・キャストをご紹介します。
ドム・コブ:レオナルド・ディカプリオ
サイトー:渡辺謙
アーサー:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
モル・コブ:マリオン・コティヤール
アリアドネ:エリオット・ペイジ
イームス:トム・ハーディ
ユスフ:ディリープ・ラオ
ロバート・フィッシャー:キリアン・マーフィー
ピーター・ブラウニング:トム・ベレンジャー
モーリス・フィッシャー:ピート・ポスルスウェイト
ナッシュ:ルーカス・ハース
マイルス教授:マイケル・ケイン
フィリッパ・コブ(3歳):クレア・ギア
フィリッパ・コブ(5歳):テイラー・ギア
ジェームズ・コブ(20か月):マグナス・ノーラン
ジェームズ・コブ(3歳):ジョナサン・ギア
映画『インセプション』のスタッフ
インセプションの登場人物・キャストをご紹介します。
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス クリストファー・ノーラン
製作総指揮:クリス・ブリガム トーマス・タル
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス