2012年3月31日に公開された映画『ドライヴ』。
この記事では、映画『ドライヴ』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ドライヴ』の予告編
車の運転が上手いキッドは、昼はカースタントを、夜は強盗の逃走を手助けする運転手の仕事をしていました。
そんな彼は隣人の女性に恋心を抱いていました。
その隣人の女性アイリーンには服役中の夫スタンダードという存在がいます。
その後、出所したアイリーンの夫を手助けすることにしたキッド。
キャッチコピー「疾走する純愛」そのままに、激しい愛の物語が描かれます。
映画『ドライヴ』のあらすじ
ロサンゼルスにある整備工場で働くキッドは、天才的な運転技術を活かし、ハリウッドで映画のカースタントを務める仕事もしていました。
ただ、彼の持つ顔はそれだけではありませんでした。
夜には、強盗の逃走を手助けするドライバーを務めていたのです。
そんなハードな日々を送るキッドでしたが、同じアパートの隣人アイリーンにひそかに思いを寄せていました。
でも、彼女には服役中の夫スタンダードという存在が。
そして、夫であるスタンダードがやがて出所します。
愛するアイリーンのためにスタンダードを手助けする中で、キッドは裏社会の抗争に巻き込まれていきます。
映画『ドライヴ』の解説
2011年に公開された映画「ドライヴ」は、2005年に執筆されたジェイムズ・サリスの同名小説を原作としたアメリカの映画です。
なお、本作はカンヌ国際映画祭監督賞をニコラス・ウィンディング・レフンが受賞しています。
また、アカデミー賞音響編集賞にロン・ベンダーとヴィクター・レイ・エニスがノミネートされるなど、世界的に高い評価を得ています。
また、本作のメガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンの名を日本国内に広く知らしめた作品でもあります。
実際にこの映画のヒットをきっかけに、本監督の過去作が相次いで劇場公開あるいはソフト化されるなど、国内で社会現象を引き起こしました。
映画『ドライヴ』のみどころ
映画「ドライヴ」の見どころは、主演であるライアン・ゴズリングの抜群の演技力にこそあります。
甘い恋愛映画のイメージが強いライアン・ゴズリングですが、本作では寡黙でもはや狂気的とも言える、たったひとりの女性に対する愛のためだけにひたすら生きる天才ドライバーを見事に演じています。
また、カーチェイスでありながら静かでスリリングな演出、そして美しく甘い愛にあふれた描写と激しいバイオレンス描写の対比も本作の見どころです。
その激しすぎる対比は、見る人に大きな衝撃を与えます。ジェットコースターのような激しい展開から目が離せません。
映画『ドライヴ』の感想
世界的な賞に数多く輝いている映画「ドライヴ」は、孤独な天才ドライバーが愛にひた走る物語です。
美しい愛と激しいバイオレンスの対比は、見る人を釘付けにする魅力を放っています。
日常で味わうことができない感覚を楽しみたい。そんな気分の時にぴったりの作品です。
映画『ドライヴ』の登場人物・キャスト
映画『ドライヴ』のキャストをご紹介します。
- キッド:ライアン・ゴズリング
- アイリーン:キャリー・マリガン
- シャノン:ブライアン・クライストン
- バーニー・ローズ:アルバート・ブルックス
- スタンダード・ガブリエル:オスカー・アイザック
- ブランチ:クリスティーナ・ヘンドリックス
- ニーノ:ロン・パールマン
- ベニッシオ:カーデン・レオシュ
- タンスーツの悪人:ジェフ・ウルフ
映画『ドライヴ』のスタッフ
映画『ドライヴ』の作成スタッフをご紹介します。
- 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
- 脚本:ホセイン・アミニ
- 原作:ジェイムズ・サリス(英語版)『Drive』
- 製作:マーク・プラット アダム・シーゲル ジジ・プリッツカー ミシェル・リトヴァク ジョン・パレルモ
- 製作総指揮:デヴィッド・ランカスター ゲイリー・マイケル・ウォルターズ ビル・リシャック リンダ・マクドナフ ジェフリー・ストット ピーター・シュレッセル
- 音楽:クリフ・マルティネス
- 撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
- 編集:マット・ニューマン