映画『26世紀青年』のあらすじとレビュー|500年後に目覚めた主人公が世界の面倒事を押し付けられ奔走する物語

洋画

2006年9月1日に公開された映画『26世紀青年』。
この記事では、映画『26世紀青年』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『26世紀青年』の予告編

期間1年の冬眠実験に参加した軍人ジョー・バウアーズが目覚めたのは、なぜか500年後。

しかも、極端にバカだらけになった未来の世界では、平均男であったジョーが世界一のインテリであることが判明します。

その結果、世界の面倒事を押し付けられ、奔走することになったジョー。

キャッチコピー「『20世紀少年』×『WALL・E』÷2=『26世紀青年』!?」そのまま、見たことのない未来の物語が描かれます。

映画『26世紀青年』のあらすじ

アメリカ陸軍は、極秘に人間の冬眠実験を開始します。

被検体に選ばれたのは、平均的な能力を持つ軍人ジョー・バウアーズと売春婦リタ。

そんな本実験は、元々1年間の予定でしたが、まさかのトラブルで2人はその存在を忘れ去られてしまいます。

結局2人が目覚めることになったのは、眠りについてからなんと500年後のことでした。

しかも、未来の世界は人々の平均IQが極端に低下した堕落した社会に成り果てています。

その結果、ごく平均的な能力だったジョーがこの世界一のインテリであることが判明し、さまざまな面倒事を押し付けられることに。

ジョーを待ち受けている運命とは?!

映画『26世紀青年』の解説

映画「26世紀青年」は、2006年にアメリカで公開されたブラックコメディです。

日本では劇場公開されたことはないものの、2008年12月1日に20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンからDVDが発売されています。

そんな本作は2005年地点で完成していたものの、1年以上塩漬けした上で公開。

しかも、批評家向けの上映も行わず、さらにはスタジオ宣伝も一切せず、アメリカの130の映画館のみでひっそりと上映されました。

一方で、公開後の評判は概ね好評なものでした。

特に、ドナルド・トランプが大統領に当選した際には、予言映画という名目で注目を集めました。

映画『26世紀青年』のみどころ

ブラックコメディと呼ぶにふさわしい映画「26世紀青年」。

ただ、そこで描かれている物語は、ただ笑えるバカバカしい話。

その一言で片付けられるものではありません。

AIなどの技術が目覚ましく成長すれば、人が今のように脳を使う行為をしなくなる可能性は十分に考えられます。

そして、その結果、本作ほど極端ではないものの、実際に人の平均IQが下がってしまう事態は将来本当に起こるかもしれません。

そんな単なるコメディの枠に留まらない、見るものをドキッとさせる、あるいは考えさせる深みを持つところこそが、本作最大の見どころです。

映画『26世紀青年』の感想

極端に没落した未来が描かれた映画「26世紀青年」。

悪ノリとも思える作品でありながら、予言映画と呼ばれるなど、ただ笑えるだけのコメディではありません。

もしかしたら起こり得るかも?!笑いとともにそんなドキッと感を楽しめる作品です。

映画『26世紀青年』の登場人物・キャスト

映画『26世紀青年』のキャストをご紹介します。

  • ジョー・バウアーズ:ルーク・ウィルソン
  • リタ:マーヤ・ルドルフ
  • フリート:ダックス・シェパード
  • カマチョ大統領 :テリー・クルーズ
  • 国防長官:アンソニー・“シトリック”・カンポス
  • ドクター・レクサス:ジャスティン・ロング
  • ナレーター:アール・マン

映画『26世紀青年』のスタッフ

映画『26世紀青年』の作成スタッフをご紹介します。

  • 監督:マイク・ジャッジ
  • 脚本:マイク・ジャッジ イータン・コーエン
  • 製作:マイク・ジャッジ エリーサ・コプロヴィッツ
  • 音楽:セオドア・シャピロ
  • 撮影:ティム・サーステッド
  • 編集:デヴィッド・レニー