映画『ロゼッタ』のあらすじとレビュー|トレーラーハウスで母と暮らす彼女は次から次へと起きる苦難に挑戦する物語

洋画

トレーラーハウスで母親と二人で暮らすロゼッタは、勤めていた工場から突然解雇され、戸惑っていたが、生きていくために彼女は困難に立ち向かっていく、そんな作品です。

2000年4月8日に公開された映画『ロゼッタ』は、1999年のカンヌ国際映画祭では、パルム・ドール賞を受賞し、主人公ロゼッタを演じたエミリー・ドゥケンヌは主演女優賞を受賞しました。

この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。

映画『ロゼッタ』の予告編

<ロゼッタ・予告編>

トレーラーハウスで母と共に暮らすロゼッタ。

ロゼッタは貧乏な暮らしの支えであった工場の仕事を、クビになってしまいます。

毎日、ぐうたらな母の面倒をみながら、仕事を見つけますが、中々次の仕事も見つかりません。

これからの未来のために、トレーラーハウスでの毎日から抜け出すために、彼女は次から次へと起きる苦難に対して果敢に挑戦していくのでした。

映画『ロゼッタ』の解説

「ロゼッタ」は1999年に公開されたベルギー・フランス映画です。

1999年のカンヌ国際映画祭では、パルム・ドール賞の栄冠に輝きました。

さらに、主人公ロゼッタを演じたエミリー・ドゥケンヌが主演女優賞を受賞しました。

パルム・ドール賞と主演女優賞をW受賞したことにしたことにより、世界中から大きな注目を集めました。

その後、シカゴ批評家映画協会賞ではロゼッタ役のエミリー・ドゥケンヌが、新人女優賞を受賞しました。

インディペンデント・スピリット賞では、外国映画賞にノミネートされました。

今もなお、世界中の人から愛される作品です。

映画『ロゼッタ』のあらすじ

キャンプ場のトレーラーハウスで少女ロゼッタは、母親と二人で暮らしていました。

工場勤めのロゼッタと、衣服を繕いながら売っている母のわずかな収入のみの生活は大変困窮していました。

すきま風が吹きこむ家、洗濯機がないため洗濯は手洗いをするなどの貧しい環境。

そして、生活のために体を売る母親。

そんな劣悪な生活からの脱出を夢見ていたロゼッタでしたが、ある日勤めていた工場から解雇されてしまいます。

突然の解雇に戸惑うロゼッタでしたが、彼女は生きていくために困難に立ち向かっていくのでした。

映画『ロゼッタ』のみどころ

主人公ロゼッタのどんなに苦しい状況に置かれても、屈しないたくましい姿が見どころです。

ロゼッタを見ていると、私も頑張ろうと思えてきて、強く背中を押されているような気持ちになりました。

ロゼッタを演じたエミリー・ドゥケンヌの演技力にも注目です。

エミリー・ドゥケンヌは、この作品が映画初主演作品にも関わらず、本当に魅力的なロゼッタを演じていました。

ロゼッタの強さ、優しさ、毎日を懸命に生きている姿を細かく演じられていました。

見ているうちに、私も作品の世界の一人になった気持ちになるくらい、見入ってしまいました。

映画『ロゼッタ』の感想

この作品を見て世の中の非情さを感じました。

突然の解雇や、求職をしていても中々就職できない実情。

どこか現代に繋がるところも感じられました。

それと共にロゼッタの魅力も感じられ、見ていて心動かされる作品でした。

映画『ロゼッタ』の登場人物・キャスト

ロゼッタの登場人物・キャストをご紹介します。

ロゼッタ:エミリー・ドゥケンヌ
リケ: ファブリッツィオ・ロンギーヌ
母親:アン・ジェルノー
ボス: オリヴィエ・グルメ

映画『ロゼッタ』のスタッフ

ロゼッタのスタッフをご紹介します。

監督:リュック・ダルデンヌ
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
脚本:リュック・ダルデンヌ
脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
製作:リュック・ダルデンヌ
製作:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
製作:ローラン・ペタン
製作:マイケル・パティン
音楽:ジャン=ピエール・コッコ
撮影:アラン・マルクーン
編集:マリー=エレーヌ・ドーゾ