夫ジョナサンは、妻であるミナの友人によってドラキュラ伯爵邸の膨大な蔵書が収められた図書館で司書の仕事を紹介してもらった。
ミナは、夫ジョナサンに数日遅れて到着したが、夫ジョナサンは、しばらく戻らないと知ったがが、それはミナを手に入れるためのドラキュラ伯爵の罠でした。
ミナを伯爵邸におびき寄せることに成功し、話は続きます。
2014年3月8日に公開された映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』は、扱いが難しいとされる3Dカメラでの撮影にチャレンジしたベテランの実験的な作品です。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の予告編
<ダリオ・アルジェントのドラキュラ・予告編>
19世紀のトランシルバニア。
ドラキュラ伯爵邸において司書の仕事をするため、パスブルクにやってきたジョナサン。
妻のミナの友人ルーシーの紹介であったが、実は美しいミナを手に入れようとするドラキュラ伯爵の陰謀だったのです。
ミナを我が物にしようとするドラキュラ伯爵の前に、宿敵の研究者ヴァン・ヘルシングが現れます。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の解説
原作はホラーの古典ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」。
「サスペリア」「フェノミナ」などで知られる、ダリオ・アルジェントが監督です。
監督の娘であるアーシア・アルジェントもトップレスを披露し好演しています。
ロケはブタペスト、ルーマニアの村などで行われました。
3Dカメラで撮影されているため、ホラーでありながら全体的に明るい色調です。
扱いの難しい3Dカメラでの撮影にチャレンジしたベテランの実験的な作品となりました。
3Dカメラでの撮影を活かすべく、原作にはないシーンがかなり盛り込まれています。
本作もアルジェント監督作品の例に漏れず、女優さんは皆綺麗です。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』のあらすじ
ジョナサン・ハーカーは妻であるミナの友人によって司書の仕事を紹介してもらいます。
その仕事先はドラキュラ伯爵邸の膨大な蔵書が収められた図書館です。
ミナは、パスブルクという小さな村にジョナサンに数日遅れて到着します。
夫はしばらく戻らないと知るが、それはミナを手に入れるためのドラキュラ伯爵の罠だったのです。
ドラキュラ伯爵は、友人のルーシーたちを仲間にし、ミナを伯爵邸におびき寄せることに成功します。
不思議な事件が相次いでいることを聞きつけ、村に駆けつけた研究者ヴァン・ヘルシング。
ミナを守り村の平和を取り戻すべく、ドラキュラとの壮絶な戦いがはじまります。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』のみどころ
アルジェント監督の作品は、カメラマンや照明技師などが好きな映画としてあげます。
「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」も映像の鮮やかさが秀逸です。
作品全体を通して色の鮮やかさが印象的で、おとぎ話の世界のような雰囲気があります。
森の木々や部屋の緑は深みがあり、キャンドルの光はすべてのものを美しく金色に輝かせます。
ドラキュラ役には「ワルキューレ」のトーマス・クレッチマン。
ヴァン・ヘルシングに「ブレードランナー」のルトガーハウアー。
実力派として知られる名優たちの、期待を裏切らない演技に戦慄が走ります。
定番のコウモリに変身ではなく、フクロウや狼、なぜかカマキリやゴキブリにも変身します。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の感想
3Dカメラの撮影に初挑戦したアルジェント監督。
3Dカメラの映像を活かそうとする苦労が映画のそこかしこから感じられます。
いつもの監督らしさは健在ですが、全体的に実験的作品という感じです。
マイルドホラーなのでホラー初心者も安心して楽しめます。
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』の登場人物・キャスト
ダリオ・アルジェントのドラキュラの登場人物・キャストをご紹介します。
ドラキュラ伯爵 :トーマス・クレッチマン
ミナ・ハーカー :マルタ・ガスティーニ
ルーシー・キスリンガー: アーシア・アルジェント
ヴァン・ヘルシング :ルトガー・ハウアー
ジョナサン・ハーカー : ウナクス・ウガルデ
タニア: ミリアム・ジョヴァネッリ
アンドレ・キスリンガー :アウグスト・ズッキ
ヤルミラ :マリア・クリスティーナ・ヘラー
ゾラン: ジュゼッペ・ロ・コンソール
司祭 :フランコ・ラヴェラ
レンフィールド: ジョヴァンニ・フランゾーニ
デルブルック :フランチェスコ・ロッシーニ
ミロシュ: クリスチャン・ブッルアーノ
ヤネク:リカード・チコーニャ
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』のスタッフ
ダリオ・アルジェントのドラキュラのスタッフをご紹介します。
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント
エンリケ・セレッソ
ステファノ・ピアニ
アントニオ・テントリー
原作:ブラム・ストーカー
製作:ロベルト・ディ・ジローラモ
エンリケ・セレッソ
セルジオ・ゴッビ
フランコ・パオルッチ
ジョヴァンニ・パオルッチ
ミリアム・ジョヴァネッリ
音楽:クラウディオ・シモネッティ
撮影:ルチアーノ・トヴォリ
編集:マーシャル・ハーヴェイ
ダニエレ・カペッリ