映画『クラークス』のあらすじとレビュー|セリフ内容や掛け合いのテンポが良いセリフのひとつひとつが楽しめる作品

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コンビニ店員の主人公は休みのはずだったのに、早朝シフトに入るよう、店長から頼み込まれます。

その頼みを引き受けますが、客からタバコを投げつけられるような、悲惨な仕事内容でした。

さらに、恋人からは過去の性体験の話を聞かされ、追い打ちをかけるように、未練があった元恋人が婚約したという話を聞かされます。

主人公の災難はそこで終わらず、話が続きます。

1994年10月19日に公開された映画『クラークス』は、2万7000ドルという低予算で作られていますが、サンダンス映画祭で注目を集めました。

この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。

映画『クラークス』の予告編

<クラークス・予告編>

22歳の青年ダンテは、大学を休学してコンビニで働いていました。

ある日、休みを満喫しようとしていたダンテは、店長から急な出勤を命じられます。

その日は、ダンテにとって災難でした。

客から罵られ、恋人の聞きたくもない性癖を聞かされ、元恋人が婚約した話も知ってしまいます。

さらに、コンビニで事件が起こるなど、ダンテの不幸な1日は続いていきます。

映画『クラークス』の解説

「クラークス」は、1994年に制作されたアメリカの映画です。

ケヴィン・スミスの監督デビュー作であり、スミス自身も出演しています。

ケヴィン・スミスは、ヴュー・アスキューニバースという、同じ世界観を持ったシリーズを複数世に出しています。

「クラークス」は、そのシリーズの第1作目です。

2万7000ドルという低予算で作られていますが、サンダンス映画祭で注目を集めました。

そして、300万ドルを超える興行収入となっています。

その結果、「モール・ラッツ」や「チェイシング・エイミー」へと、シリーズが続いていくこととなります。

映画『クラークス』のあらすじ

22歳のダンテは、コンビニ店員として働いていましたが、その日の仕事は休みでした。

そのため、休日を存分に満喫するつもりでした。

しかし、早朝シフトに入るよう、店長に頼み込まれます。

ダンテはその頼みを引き受けますが、その日の仕事は、怒った客からタバコを投げつけられるような悲惨なものでした。

さらに、恋人であるベロニカから、過去の性体験の話を聞かされます。

その上、追い打ちをかけるように、未練があった元恋人のケイトリンが婚約したという話を聞かされます。

ダンテの災難はそこで終わらず、さらなる不幸が彼に襲い掛かるというストーリーです。

映画『クラークス』のみどころ

「クラークス」は、登場人物の言葉のやり取りが見どころです。

舞台は、ダンテが働くコンビニと、隣にあるビデオショップしか登場しません。

しかし、セリフの内容や、掛け合いのテンポが良いので、問題なく楽しむことができます。

そして、若干下品なギャグも含まれている、コメディ映画です。

そのため、下品な会話に特に抵抗がない人は、くだらない内容で笑えることでしょう。

全体的にシリアスな内容ではなく、これといった重要なストーリー展開もありません。

そのため、何も考えず、頭を空っぽにした状態で映画を見たいという時におすすめです。

映画『クラークス』の感想

「クラークス」は、登場人物の会話がほとんどを占めています。

そして、大きな場面転換はありません。

しかし、セリフのひとつひとつが楽しめる内容となっています。

そのため、あらすじに魅力を感じないという人でも、まずは視聴してみると良いでしょう。

映画『クラークス』の登場人物・キャスト

クラークスの登場人物・キャストをご紹介します。

ダンテ・ヒックス:ブライアン・オハローラン
ランダル・グレイヴス:ジェフ・アンダーソン
ヴェロニカ:マリリン・ギリオッティ
ケイトリン・ブリー:リサ・スプーノアー
ジェイ:ジェイソン・ミューズ
サイレント・ボブ:ケヴィン・スミス
ウィラム・ジ・イディオット・マンチャイルド:スコット・モシャー

映画『クラークス』のスタッフ

クラークスのスタッフをご紹介します。

監督:ケヴィン・スミス
脚本:ケヴィン・スミス
製作:スコット・モシャー、ケヴィン・スミス
撮影:デヴィッド・クライン
編集:スコット・モシャー、ケヴィン・スミス