映画『キラークラウン』のあらすじとレビュー|ピエロ姿の謎の宇宙人が次々に人を襲う様子を描いた作品

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小さな町の森の中に、火の玉が落下し、それを追いかけると、サーカステントに遭遇します。

そのサーカステントから、ピエロ姿の宇宙人が現れるとポップコーン銃で襲われ、話が続きます。

1988年5月27日に公開された映画『キラークラウン』は、ホラー・コメディという「ピエロ恐怖症」を巻き起こした作品の一つに数えられます。

この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。

映画『キラークラウン』の予告編

<キラークラウン・予告編>

ある日の晩、小さな町の森に大きな火の玉が落下します。

それを一人の農夫が目撃し、森の中へと入りました。

そこで彼が見つけたのは、謎めいたサーカスのテントです。

同時刻、あるカップルが巨大な彗星をクルマで追いながら、森の中にやってきました。

彼らもサーカスのテントを見つけ、興味津々で中に入ります。

すると、内部は見知らぬ装置で埋め尽くされているのでした。

映画『キラークラウン』の解説

本作は1987年制作のアメリカ映画で、SFX等に定評のあるキオド兄弟が監督を務めています。

宇宙から来たピエロが、人間をお菓子にするという奇想天外なストーリーです。

本作は、全米にピエロ恐怖症を巻き起こした作品の一つに数えられます。

ホラー・コメディという性格から、役者の演技自体も初めからコミカルなものがあります。

それが、サーカスのテントが登場する辺りから、徐々に恐怖心が高まるという構成です。

本作には色彩表現が巧みに使われており、それが視聴者の恐怖心を一層掻き立てます。

出演は、グラント・クレイマーやスザンヌ・ナイダー、チャールズ・ギオド等です。

映画『キラークラウン』のあらすじ

ある日の夜、小さな町の夜空を大きな火の玉が明るく照らします。

火の玉は森の中に落下し、それを目撃した農夫ジーン・グリーンが森に入りました。

そこで彼は、怪しいサーカステントを見つけます。

同じ頃、マイクとデビーのカップルが恋人たちに人気のスポットに来ていました。

二人も火の玉を追って森に入り、サーカステントに遭遇します。

マイクたちが興味津々で中に入ると、メカニカルな装置が所狭しと並んでいます。

するとピエロ姿の宇宙人が現れ、二人をポップコーン銃で撃ちました。

彼らはポップコーンにまみれ、窮地に陥るのでした。

映画『キラークラウン』のみどころ

本作の見どころの一つは、ピエロ姿の謎の宇宙人が次々に人を襲う場面です。

彼らは、地球人を綿菓子に包んで息の根を止めていきます。

宇宙人はクレセントタウンに紛れ込み、さらに人々を襲い始めます。

マイクたちは命からがらサーカステントを脱出し、警察に駆け込み事情を話します。

ハンソン巡査は二人の話を信じられませんでしたが、自分の目で確かめるため街を捜査します。

その間も、宇宙人らは家庭訪問などをして人類を捕獲していきます。

また、バスルームの攻防で、ヒロインが宇宙人に追いつめられる場面も大きな見どころとなっています。

映画『キラークラウン』の感想

本作では、ポップコーン銃や歪む宇宙船などおもしろ恐怖要素が満載です。

楽しいはずの綿菓子が兵器になる点など、ギャップの大きさで恐怖が呼び覚まされるわけです。

お菓子にされるのも不条理ですが、その不条理性こそ、ホラーの真骨頂なのでしょう。

そして、締めに登場するボスキャラも見応えがあります。

映画『キラークラウン』の登場人物・キャスト

キラークラウンの登場人物・キャストをご紹介します。

マイク・トバコ:グラント・クレイマー
デビー・ストーン:スザンヌ・シュナイダー
デイヴ・ハンソン巡査:ジョン・アレン・ネルゾン
カーティス・ムーニー巡査:ジョン・バーノン
ジーン・グリーン(農夫):ローヤル・ダーノ

映画『キラークラウン』のスタッフ

キラークラウンのスタッフをご紹介します。

監督:ステファン・キオド
脚本:ステファン・キオド、チャールズ・キオド
製作:キオド・ブラザーズ