大学院生であるベーブは、ニューヨークの街中を駆け抜けるマラソンの途中で、ダイヤモンドを管理するクラウスが、小さな箱をある人物に渡す所を目撃します。
その後、クラウスが交通事故で亡くなったことで、ダイヤモンドを狙う人物がベープに近寄り、彼の身は危険に晒され、話は続きます。
1977年3月26日に公開された映画『マラソンマン』は、原作者であるゴールドマンが脚本に携わることで、映像化による再現度は高くなりました。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『マラソンマン』の予告編
<マラソンマン・予告編>
ある大学院生が、日常生活の中で見かけた出来事のせいで壮絶な事件に巻き込まれていきます。
黒い歴史に関するダイアモンドの行方を巡る壮絶な出来事に遭遇してしまいます。
次第に大学院生の周りには、ダイヤモンドを狙う人物が近寄り彼の身は危険に晒されます。
彼を狙う人物、彼を救う人物、恋人、全ての人々がダイヤモンドを巡ります。
映画『マラソンマン』の解説
1976年にアメリアで公開されたサスペンス映画です。
ダスティン・ホフマンと、ローレンス・オリヴィエによる緊迫感迫る演技が見られる作品となっています。
歯科医師が行う迫力のあるシーンがありますが、そのシーンが特に有名となった特異な映画です。
原作者であるゴールドマンが脚本に携わり、映像化による再現度は高くなりました。
ダスティン・ホフマンは後にアカデミー賞を受賞する実力派となりますが、ダスティン・ホフマンの成長が見られます。
周囲の人物をどんどん信頼出来なくなるスリルが描かれており、手に汗握ります。
一部ではゴールデンラズベリー賞を受賞してもおかしくないという酷評もありました。
ゴールデンラズベリー賞は1980年から開始されたので、マラソンマンは惜しくも受賞する事はありませんでした。
映画『マラソンマン』のあらすじ
大学院生であるベーブは、ニューヨークの街中をマラソンで駆け抜けるのが日課となってます。
ある日、マラソン途中に銀行から出てきた老人クラウスが小さな箱をある人物に渡す所を目撃します。
その直後、クラウスが交通事故によって亡くなります。
クラウスの兄クリスチャンは、その訃報を南米の自宅で受けます。
クラウスとクリスチャンは、大量のダイヤモンドを強奪していました。
そのダイヤモンドを管理していたクラウスが亡くなった為、クリスチャンはダイヤモンドの行方を探します。
一方ベーブの兄ドクもダイヤモンドの行方を追っています。
ドクはアメリアの秘密諜報機関に属しており、彼もクラウスが亡くなった事を知りニューヨークに向かいます。
ダイヤモンドは誰の手に渡るのでしょうか。
映画『マラソンマン』のみどころ
マラソンマンには、当時の名俳優がたくさん出演しています。
その為、70年代アメリカ映画を存分に味わえます。
ダスティン・ホフマン、ローレンス・オリヴィエ、など大スターが演技をする中でも、キャラクターに1番ピッタリ合っていたのがウィリアム・ディヴェインです。
日本の竹内力さんを思わせる強面で、悪党役らしい大きな体格と表情が最高でした。
マラソンマンがテーマの映画ではありません。
しかし、ストーリー序盤から主人公ベーブは日ごろからマラソンマンで走りこみをしています。
その鍛えていた脚が大活躍するシーンはあります。
映画『マラソンマン』の感想
設定など無茶苦茶だなと感じるポイントは沢山ありますが、70年代を代表するサスペンス映画です。
題名からスポーツ映画かと思って見始めるとびっくりな展開です。
マラソンは主人公の趣味であり、ストーリーには大きく関係していませんでした。
映画『マラソンマン』の登場人物・キャスト
マラソンマンの登場人物・キャストをご紹介します。
トーマス・バビントン・””ベーブ””・レヴィ:ダスティン・ホフマン
クリスティアン・ゼル博士:ローレンス・オリヴィエ
ヘンリー・””ドク””・レヴィ:ロイ・シャイダー
ペーター・ジェインウェイ:ウィリアム・ディヴェイン
エルザ・オペル:マルト・ケラー
カール:リチャード・ブライト
エアハルト:マーク・ローレンス
メレンデス:ティート・ゴヤ
ビーゼンタール教授:フリッツ・ウィーヴァー
ルクレール:ジャック・マラン
映画『マラソンマン』のスタッフ
マラソンマンのスタッフをご紹介します。
監督:ジョン・シュレシンジャー
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
原作:ウィリアム・ゴールドマン
製作:ロバート・エヴァンス
シドニー・ベッカーマン
音楽:マイケル・スモール
撮影:コンラッド・L・ホール
編集:ジム・クラーク