主人公のデュードは、同姓同名の大金持ちのリボウスキーと間違えられます。
数日後、デュードはリボウスキの若妻バニーが誘拐され、その身代金の受け渡しを頼まれます。
その話にボウリング仲間のウォルターとドニーを巻き込んで物語は続きます。
1998年9月19日に公開された映画『ビッグ・リボウスキ』は、公開当初は人気がありませんでしたが、コーエン兄弟の作品の中でもカルト的な人気を誇っている作品になります。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『ビッグ・リボウスキ』の予告編
<ビッグ・リボウスキ・予告編>
デュードこと、ジェフリー・リボウスキは、同姓同名の大金持ちのリボウスキーと間違えられます。
部屋を荒らされたデュードは、リボウスキ邸へお金をせびりに行きます。
しかし、説教され帰宅した数日後、秘書に呼ばれます。
リボウスキの若妻バニーが誘拐されたと知ります。
そして、デュードは、身代金の受け渡しを頼まれます。
ボウリング仲間のウォルターとドニーを巻き込んでいきます。
映画『ビッグ・リボウスキ』の解説
公開当初は人気がありませんでした。
しかし、コーエン兄弟の作品の中でも、カルト的な人気を誇っています。
スピンオフがあり、デュードの生き方に賛同する人たちや、この映画が好きな人たちによるボウリング大会も開催されるほど人気です。
ジェフ・ブリッジスを主演に迎え、脇を固めるのはコーエン兄弟作品の常連の俳優たちです。
場所問わず怒鳴り散らすウォルターにジョン・グッドマン。
会話に入る間が悪くウォルターに怒られるドニーに、スティーブ・ブシェミ。
そして、見たら忘れられない役ジーザスに、ジョン・タトゥーロ、ファーゴのピーター・ストーメア、また、あの有名なレッドホットチリペッパーズのメンバーも出演しています。
映画『ビッグ・リボウスキ』のあらすじ
舞台は、紛争が湾岸で起こったブッシュ政権のロサンゼルスです。
デュードと名乗り、ボウリングと適当に作るカクテル、ホワイトルシアンをこよなく愛するジェフリー・リボウスキ。
デュードが帰宅すると、知らない男性たちに襲われます。
しかも、持ってもいない大金を要求されます。
どうやら男性たちは、デュードと大富豪のジェフリー・リボウスキを間違えた様子です。
ボウリング仲間の元ベトナム兵士で口が悪くすぐにキレるウォルターと、間が悪くウォルターにいつも怒られているドニーに相談します。
お気に入りの絨毯を汚されたデュードは、弁償代を貰うため、もう一人のリボウスキに会いに行きます。
しかし、デュードは相手にされず、数日後リボウスキの秘書に呼び出されます。
リボウスキの若い妻バニーが誘拐され、デュードに身代わりになって金銭の受け渡しをして欲しいと言われます。
リボウスキの元妻の娘モードも登場し、事件は二転三転していきます。
映画『ビッグ・リボウスキ』のみどころ
豪華キャストのキャラクターがとても濃いです。
渋い役を演じてきたジェフ・ブリッジスが、長髪で不精ヒゲ、さらには中年太りを軽く通り越しています。
ジョン・グッドマンは、何でいつキレるか分からないし、スティーブ・ブシェミは影が薄いのに居ないと気になる存在。
そして、登場シーンが印象的な、リボウスキの女モードと、ある有名な曲のジプシー・キングス バージョンをBGMにして登場する、ボウリングのライバル、ジーザス。
加えて、ストーリーは石が転がるように早いテンポで進んでいきます。
誘拐事件から、謎が謎を呼び、展開していきます。
映画『ビッグ・リボウスキ』の感想
なぜか時々、ふと観たくなる映画です。
公開当時の映画館の入りの悪さには、悲しかったです。
しかし、人気が出るのも分かります。
面白くて、世間と少々ズレている人たちがチャーミングです。
Fワードを連発するウォルターも、おばさんが髪にするネットをしているジーザスも。音楽も最高です。
映画『ビッグ・リボウスキ』の登場人物・キャスト
ビッグ・リボウスキの登場人物・キャストをご紹介します。
ジェフリー・デュード・リボウスキ:ジェフ・ブリッジス
ウォルター・ソブチャック:ジョン・グッドマン
セオドア・ドナルド・ドニー・カラボッソス:スティーブ・ブシェミ
ジェフリー・リボウスキ:デヴィッド・ハドルストン
バニー・リボウスキ:タラ・リード
モード・リボウスキ:ジュリアン・ムーア
ブラント:フィリップ・シーモア・ホフマン
ウーリ・コンコル:ピーター・ストーメア
ジーザス・クインターナ:ジョン・タトゥーロ
映画『ビッグ・リボウスキ』のスタッフ
ビッグ・リボウスキのスタッフをご紹介します。
監督:ジョエル・コーエン
脚本:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
製作:イーサン・コーエン
音楽:カーター・バーウェル
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:ロデリック・ジェインズ、トリシア・クック