映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のあらすじとレビュー|どこにも居場所のない二人が惹かれ合い運命的な恋愛を体験する物語

洋画

2010年7月10日に公開された映画『ぼくのエリ 200歳の少女』。
この記事では、映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の予告編

孤独な少年が謎の少女と出会って親しくなるのですが、少女は知られてはいけない秘密を持っていました。

ドラキュラ的映画の一つで、どこにも居場所のない二人が惹かれ合い、運命的な恋愛を体験することになります。

一見すると子供同士の純粋なロマンスものと思いますが、過激でショッキングなシーンも多いスリラー作品です。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のあらすじ

オスカーは孤独で学校ではいじめられていました。

近所に引っ越してきた少女と知り合うことになり親しくなっていきます。

町ではいろいろと悲惨な事件が起こるようになりました。

不思議なことに被害者は体の液体を抜かれていて、彼女の父が行ったことが分かります。

父は彼女のために集めていましたが、彼女を守ろうと自ら命を絶ちました。

彼は少女の秘密を知ることになりますが、二人にとって幸せな結末が待っているかは謎です。

独りぼっちという共通の境遇に置かれていた二人は出会いますが、一緒にいられるならどうなっても良いという危険な純粋さを感じられます。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の解説

原作者が自分で脚色しており、スウェーデンの美しい風景も楽しむことができます。

原作では過激な事件や離婚、若年層のコンプレックスなどいろいろな問題が含まれていて、人の心の奥底に沈む誰もが持っている闇をフォーカスした作品です。

別のタイトルでリメイクされていたり、イギリスで舞台化もされました。

過激シーンがあるので怖く感じることもありますが、彼らの関係性は見ていて気持ちが暖かくなるでしょう。

エリは実は少女ではないのですが、それでもオスカーは彼女を好きという姿勢に性別や種族を超えた愛情を感じることができます。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のみどころ

オスカーは学校でも家でも心を休めることができず、一方エリはずっと子供のままで誰かに依存しないと生きていくことはできない状況でした。

お互いが惹かれ合うのは自然なことかもしれません。

彼は性別や種族よりも彼女の存在すべてを受け入れたのでしょう。

二人で過ごすことができるなら、たとえどのような結末でも迎える覚悟があるという若さゆえの危険な純真さを感じることができます。

彼らの不思議なストーリーは北欧の自然にうまく溶け込んでいて、二人が今度どのような展開を見せるのか、見終わった後は少しせつない気分になる作品です。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の感想

過激なシーンもありますが、二人の純粋な愛情を見ることができます。

従来のドラキュラ的映画とは少し違った恋愛的な要素が含まれていますが、静かで残酷性も感じることができる興味深い仕上がりです。

スウェーデンの雄大な景色を堪能できるダークロマンスものになります。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の登場人物・キャスト

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のキャストをご紹介します。

  • オスカー:カーレ・ヘーデブラント
  • エリ:リーナ・レアンデション

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のスタッフ

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の作成スタッフをご紹介します。

  • 監督:トーマス・アルフレッドソン
  • 脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
  • 原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト「MORSE –モールス