3度目となった月面着陸は、世間では飽きられてしまい、地上との交信内容もテレビで放送されないありさまであった。
しかし、そこに待ち構えていたのは予想もしなかったアクシデント。
1995年7月22日に公開された映画『アポロ13』のみどころや感想などをご紹介します。
映画『アポロ13』の予告編
<アポロ13・予告編>
3度目の月面着陸に臨んだ宇宙船「アポロ13号」でしたが、酸素タンクの爆発が原因で月面には着陸できなくなってしまいます。
「アポロ13号」は、月面着陸を断念し地球に帰還することになります。
しかし、電力不足、二酸化炭素濃度の上昇など、アクシデントが続発してしまいます。
その救出作戦を、驚異のVFXで描いた感動の実話を再現しています。
映画『アポロ13』のあらすじ
家族が見守る中、アポロ13号は発射するが、エンジンの1つが停止するものの、ミッションに影響は無く、アポロ13号の打ち上げは続行され、無事成功します。
3度目となった月面着陸は、世間では飽きられてしまい、地上との交信内容もテレビで放送されず、注目されていませんでした。
そんな中、アポロ13号は、酸素タンク爆発を起こします。
クルーの復旧作業にも関わらず、月面着陸は断念せざるを得ない状況となってしまいます。
さらに電力不足や二酸化炭素の濃度の上昇など、様々なアクシデントが起起こります。
しかし、クルーの活躍により、大気圏へ再突入し、無事地球へ帰還することができるのです。
映画『アポロ13』の解説
アメリカでの公開は1995年6月30日、日本での公開は1995年7月22日です。
第68回アカデミー賞において、編集賞、録音賞の2部門で受賞しています。
このアポロ13での事故は、後に【輝かしい失敗】と呼ばれるようになりました。
また、実際に起こった事実を忠実に再現しており、そのようなシーンが数多くあります。
宇宙船内の機器や管制センターでの作り込みは、素晴らしいものがあります。
アポロ13の発射映像や、各モジュールの切離しのシーンでは、当時の最先端CGと精密模型によって再現されています。
当時の一部の関係者によると、本物の記録映像と見間違えるほどであった、と言われています。
映画『アポロ13』のみどころ
史上3度目の月面着陸を目指し、奮起するクルーが描かれています。
アポロ13の発射後、エンジントラブルがあったものの、ミッションに影響は無く、続行されました。
しかし、その後の酸素タンクの爆発により、機体も大きく損傷しているのが分かり、また酸素流出も止められず、電力の不足も発生してしまいます。
結局、修復は不可能と判断され、3度目の月面着陸は断念することになり、地球へ向けて帰還することになります。
その帰還途中、宇宙船は、地球へ帰還するための正しい軌道を、少しずつ外れていっていることに気づきました。
本当であれば、ブースターの噴射を利用するところ、電力不足で自動操縦が使えないため、難しい手動の操作で軌道を修正することになります。
そして、その軌道修正は、無事成功します。
また電池の電力不足を補うために、生命維持に直接関係しない機器はすべて電源を切ることになります。
できるかぎり全てを温存させ、困難を克服してきたクルーは、宇宙船を大気圏へ再突入させ、無事、地球へ帰還します。
映画『アポロ13』の感想
アポロと言えば、月面着陸で有名ですが、それを3度も挑戦していたことは、この映画を見るまでは、私自身まったく知りませんでした。
その3度目の挑戦の時には、実際、機器トラブルや故障で、地球へ帰還できることも定かではない状態で、乗組員のクルーは限界に挑戦し、大変な思いをしながら、無事地球に帰還できたことは、本当に良かったと思います。
映画『アポロ13』の登場人物・キャスト
アポロ13の登場人物・キャストをご紹介します。
ジム・ラヴェル:トム・ハンクス
ジャック・スワイガート:ケヴィン・ベーコン
ケン・マッティングリー:ゲイリー・シニーズ
フレッド・ヘイズ:ビル・パクストン
ジーン・クランツ:エド・ハリス
マリリン・ラヴェル:キャスリーン・クインラン
ジョン・アーロン:ローレン・ディーン
ジェフリー・ラヴェル:ミコ・ヒューズ
ブランチ・ラヴェル:ジーン・スピーグル・ハワード
メアリー・ヘイズ:トレイシー・ライナー
バーバラ・ラヴェル:メアリー・ケイト・シェルハート
ディーク・スレイトン:クリス・エリス
ヘンリー・ハート:ザンダー・バークレー
サイ・リーバゴッド:クリント・ハワード
ジョン・ヤング:ベン・マーリー
ディレクター:ジョー・スパーノ
テッド:ジェームズ・リッツ
映画『アポロ13』のスタッフ
アポロ13のスタッフをご紹介します。
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
音楽:ジェームズ・ホーナー
歌:エンヤ
撮影:ディーン・カンディ
美術:マイケル・コレンブリ
VFX:デジタル・ドメイン
VFXスーパーバイザー:ロバート・レガート