アフリカの北タンザニアに当たる地域で、実際の動物を使用して、撮影を行っています。
1962年10月6日に公開された映画『ハタリ!』は、劇中で登場する人物たちは、アメリカやドイツなど、異なる国から集められたという、その設定を忠実に表現するために、設定と同じ国出身の俳優がキャスティングされています。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『ハタリ!』の予告編
<ハタリ!・予告編>
東アフリカのタンガニーカという国では、ハンターたちが動物捕獲を行っていました。
彼らは、麻酔銃を使用しないのがポリシーです。
そして、世界中の動物園から信頼されていました。
そこへ、ドキュメンタリーを撮影するために、カメラマンであるダラスがやって来ます。
ダラスは女性でありながらも、勇猛果敢にハンターたちと行動を共にしていきます。
映画『ハタリ!』の解説
「ハタリ!」は、1962年に公開されたアメリカ映画です。
そして、撮影は、かつて実在したアフリカのタンガニーカという国で行われました。
現在で言うところの北タンザニアに当たる地域です。
実際の動物を使用して、撮影を行っています。
その撮影には、政府公認であるハンターのウィリー・デ・ビーアとその部下が、専門スタッフとして携わっています。
また、劇中で登場する人物たちは、アメリカやドイツなど、異なる国から集められたという設定です。
その設定を忠実に表現するために、設定と同じ国出身の俳優がキャスティングされています。
映画『ハタリ!』のあらすじ
東アフリカのタンガニーカにあるモメラ野獣ファームでは、所長がサイに襲われ命を落としてしまいます。
そして、残された所長の1人娘であるブランディ―を、複数のハンターたちが助けていました。
ハンターたちは、麻酔銃を使用せずに動物たちを捕獲し、世界中の動物園から信用されていました。
そんなハンターたちの元に、女性カメラマンであるダラスがやって来ます。
ダラスの目的は、独特な手法で動物たちを捕獲するハンターたちを撮影することでした。
ダラスは、ハンターたちと行動を共にします。
そして、大量のサルや、巨大なサイの捕獲など、あらゆる場面をカメラに収めていきます。
映画『ハタリ!』のみどころ
「ハタリ!」の見どころは、実際の動物を使用している捕獲シーンです。
ハンターたちは劇中で、あらゆる動物を麻酔銃なしで捕獲していきます。
カウボーイさながらに、縄を持ってシマウマを追いかけるシーンもあります。
中でも特徴的なのは、サイを車で追いかけ、縄で捕獲するシーンです。
本気で暴れて抵抗するサイの様子が、カメラに収められています。
そういった本物の動物を使用したシーンは、現代で撮影することはほぼ不可能です。
危険である上に、コンプライアンスに触れかねません。
そのため、CGを使用することになるでしょう。
「ハタリ!」は、そのような貴重なシーンを見られる作品です。
映画『ハタリ!』の感想
「ハタリ!」は、現代では見ることが難しい、貴重な動物の捕獲シーンが見られる映画です。
フィクションでありながら、ドキュメンタリーのような迫力のある描写が数多くあります。
そのため、野生の動物映画が好きという人は、視聴してみると良いでしょう。
映画『ハタリ!』の登場人物・キャスト
ハタリ!の登場人物・キャストをご紹介します。
ショーン・マーサー:ジョン・ウェイン
カート・ミューラー:ハーディ・クリューガー
アンナ・マリア・”ダラス”・ダレッサンドロ:エルザ・マルティネッリ
ポケッツ:レッド・バトンズ
チャールズ・”チップス”・モーリー:ジェラール・ブラン
リトルウルフ:ブルース・キャボット
ブランディ・デ・ラ・コート:ミシェル・ジラルドン
ルイス・フランシスコ・ガルシア・ロペス:ヴァレンティン・デ・ヴァルガス
サンダーソン:エドュアルド・フランツ
映画『ハタリ!』のスタッフ
ハタリ!のスタッフをご紹介します。
監督:ハワード・ホークス
脚本:リイ・ブラケット
原案:ハリー・カーニッツ
製作:ハワード・ホークス
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:ラッセル・ハーラン
編集:スチュアート・ギルモア