遊んだ学生生活によって卒業までの単位が足りていない主人公は学校側から、卒業したければ弱小相撲部に出て一日だけ大会へ参加する様にと言われて始まる作品です。
1992年1月15日に公開された映画『シコふんじゃった。』は、日本アカデミー賞最優秀作品賞、ブルーリボン賞作品賞などを含めた複数映画賞を獲得した青春コメディです。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『シコふんじゃった。』の予告編
＜シコふんじゃった。・予告編＞
大学生山本秋平は、絵に描いたような遊び呆けた気楽な大学生活を送っていました。
恵まれた環境で、就職も一流企業の内定が決まっています。
しかし卒業前に単位が足りません。
そこで単位取得を条件に廃部目前の相撲部に誘われます。
相撲の経験も知識も無い山本秋平はしぶしぶ入部する事になります。
かつて強豪とされていた弱小相撲部を無事存続の道へ導けるのでしょうか。
映画『シコふんじゃった。』の解説
1992年1月15日に公開された日本映画です。
日本アカデミー賞最優秀作品賞、ブルーリボン賞作品賞などを含めた複数映画賞を獲得した青春コメディ劇です。
監督の周防さんは、これまでスポーツ映画に相撲が映画の題材としてあまり使われていない事に注目し、あえて相撲をテーマとして掲げたそうです。
元アイドルの身体を見たいというファンを狙って、主演には本木雅弘さんが迎えられました。
本木さんは、アイドル出身ながら見事な演技とふんどし姿を披露し、その精神が高く評価されました。
この作品をきっかけに、主演俳優としての地位を築きました。
映画『シコふんじゃった。』のあらすじ
山本秋平は、まもなく大学卒業の時期を控えていました。
しかし、遊びに遊んだ学生生活が祟り卒業までの単位が足りていない事を知らされます。
学校側から、卒業したければ弱小相撲部に出て一日だけ大会へ参加する様にと言わるのでした。
相撲部には部員がたったひとりだけ所属しています。
唯一の部員青木は、試合で勝利した経験は一度もありません。
大会に出場する為だけにかき集められた部員は、誰一人勝利を手にする事なく試合を終えます。
しかし、打ち上げで相撲部のOBに言われたひと言で、山本は闘志を燃やし始めるのでした。
寄せ集めの部員たちが、元強豪相撲部を復活させられるのでしょうか。
映画『シコふんじゃった。』のみどころ
シコふんじゃった。の見どころは、やはり本木雅弘のふんどし姿ではないでしょうか。
元アイドルが、相撲という若者にとってはマイナーなスポーツを題材にした配役をよく引き受けたなと思います。
また、何事にも一生懸命になる事が無かった本木さん演じる青木が、闘志を燃やしはじめるまでのプロセスも見どころです。
相撲をきっかけに、熱い気持ちをぶつけて奮闘する姿は青春そのものの姿です。
他部員達も、それぞれの相撲に対する気持ちが細やかに描かれています。
また、今見てみると街並みや登場人物の髪型服装が凄いです。
時代を感じるなぁと思います。
映画『シコふんじゃった。』の感想
この作品を見始めるまで、相撲かぁ…とあまり気乗りしませんでした。
しかし、相撲に知識が無くても分かりやすい描写となっていたのでストレス無く見る事が出来ました。
大きなテーマとしては、スポーツで奮闘する姿は美しいという事です。
全ての力を注いで、ひとつの事に打ち込む気持ちよさが味わえる作品でした。
映画『シコふんじゃった。』の登場人物・キャスト
シコふんじゃった。の登場人物・キャストをご紹介します。
山本秋平：本木雅弘
青木富夫：竹中直人
田中豊作：田口浩正
山本春雄：宝井誠明
ジョージ・スマイリー：ロバート・ホフマン
間宮正子：梅本律子
映画『シコふんじゃった。』のスタッフ
シコふんじゃった。のスタッフをご紹介します。
監督：周防正行
脚本：周防正行
製作：平明暘
：山本洋
