2008年5月24日に公開された映画『アフタースクール 2008』。
この記事では、映画『アフタースクール 2008』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『アフタースクール 2008』の予告編
母校の中学で教師をしている神野はある日、同級生だと名乗る探偵に出会います。
その探偵は、神野の親友である木村の行方を探していると告げます。
怪しげなその姿に不信感を抱きつつも人の良い神野は、探偵の木村探しに図らずも巻き込まれていきます。
キャッチコピー「甘くみてるとダマされちゃいますよ」の言葉通り、予想を越えた大人の放課後の物語が描かれます。
映画『アフタースクール 2008』のあらすじ
母校の中学校で教師として働く人の良い神野のもとに、ある日、探偵が訪ねてきます。
かつて同級生だったと名乗るその探偵は、神野の幼なじみであり親友でもある木村の行方を追っていました。
まさにその朝、忙しい木村に代わって彼の妻の出産に立ち会ったばかりだった神野には探偵の言葉が信じられません。
ただ、そんな神野に探偵は、昨日撮ったという写真を見せます。
そこにはなんと、若い女性と共に車に乗り込んだ木村の姿が写っていました。
図らずも、探偵の仕事に巻き込まれる中で、これまで知らなかった親友木村の姿を知ることになります。
映画『アフタースクール 2008』の解説
監督デビュー作であった「運命じゃない人」が、2005年カンヌ映画祭批評家週間において4つの賞を受賞、さらに国内映画賞でも8つの賞に輝いた内田けんじ監督。
そんな内田けんじ監督が次に描いた大人の放課後の物語が、映画「アフタースクール」です。
なお、本作の制作にあたって監督自身は、あまりサプライズやどんでん返しをやりたいとは考えていなかったそうです。「情報」というものを作品の真ん中に置くことで、観客それぞれが深読みしてくれることを誘導したい。
そのためにも、キャラクターたちのリアリティにとことんこだわった撮影を行ったというエピソードを残しています。
映画『アフタースクール 2008』のみどころ
映画「アフタースクール」には、内田監督らしい予測不能な展開が待ち受けています。
そして、その展開に違和感が生じないよう、細かいところにまでこだわり抜かれています。
そんなとことん練り込まれた脚本と巧みな構成こそが、本作の最大の見どころです。
そのため、一度ではなく何度も見てその詳細を確かめたくなる作品でもあります。
主演である大泉洋さんや怪しい探偵を演じる佐々木蔵之介さん、疾走した主人公の親友を演じる堺雅人さん等実力派キャストたちが繰り広げる、とことんリアリティにこだわった演技も見どころです。
映画『アフタースクール 2008』の感想
予想を越えた展開が待つ映画「アフタースクール」。
散りばめられたさまざまな伏線が見事に回収され、物語のピースがぴったりはまっていくさまからは、ほかの作品で体験することができない気持ちよさを味わうことができます。
映画『アフタースクール 2008』の登場人物・キャスト
映画『アフタースクール 2008』のキャストをご紹介します。
- 神野良太郎:大泉洋(TEAM NACS)
- 北沢雅之:佐々木蔵之介
- 木村一樹:堺雅人(少年期:吉武怜朗)
- 謎の女:田畑智子
- 佐野美紀:常盤貴子(少女期:五十嵐令子)
映画『アフタースクール 2008』のスタッフ
映画『アフタースクール 2008』の作成スタッフをご紹介します。
- 監督:内田けんじ
- 脚本:内田けんじ
- 製作総指揮:藤本款
- 音楽:羽岡佳
- 撮影:柴崎幸三
- 編集:普嶋信一