2012年9月1日に公開された映画『最強のふたり』。
この記事では、映画『最強のふたり』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『最強のふたり』の予告編
黒人の若者は身体が不自由なお金持ちを介護することになります。
二人の交流が描かれており、フランスで大ヒットした作品です。
実在する人物がモチーフになっていて、ドキュメンタリーが製作され、それから映画化されるようになりました。
美しいパリの街並みを見ることができたり、クールな自動車が颯爽と登場してくる作品です。
映画『最強のふたり』のあらすじ
ドリスは仕事がなく、失業手当で生活していました。
彼は介護職の面接を受けることになりました。
面接には落ちようと思っていたのですが、反対に合格してしまいます。
ドリスは体がマヒしているお金持ちと生活することになりますが、彼は介護をしたことがなかったので、いろいろなトラブルを起こしてしまいました。
お互いの価値観が異なるため、たびたび衝突するのですが、彼らは常に本音で生きており次第に親しくなります。
お金持ちには文通している女性がいて、ドリスは関係を無理やり進めようと画策します。
お金持ちの気持ちは女性に届くのか、笑いがあったり涙のある二人の旅が始まります。
映画『最強のふたり』の解説
映画ではドリスの雇用関係はキャンセルされていますが、実際は10年間にわたって行動を共にしています。
彼らはモロッコに移り住むようになるので、少し映画の内容とは異なる部分があるでしょう。
パリやダンケルクなどが舞台になっており、美しい街並みや湾岸都市を見学することができます。
テンポの良いストーリーになっていて、対照的な彼らのキャラクターは魅力が満載です。
ドリスの心がバリアフリーになっていることによって、お金持ちの気持ちがほぐされていくプロセスは興味深いものがあります。
体が動かないという重いテーマを扱っていますが、全体的に明るいテイストの作品です。
映画『最強のふたり』のみどころ
面接シーンは印象的で、当たり障りのないことを言っているだけでは、その人の魅力が伝わらないのだと思いました。
そのままの自分を表現するには勇気がいることですが、その素直さが結果的に仕事を得ることになったり、お金持ちと良好な関係を築くことになります。
大事なシーンで本音をぶつけるということはなかなかできませんが、時には人との触れ合いに重きをおいてもいいのかもしれません。
ところどころにブラックユーモアがあって、音楽も軽快で見ていて清々しい気分になります。
お金持ちの表情が最初と最後では違っていることには驚きです。
映画『最強のふたり』の感想
見終わった後は何だか前向きになることができる作品で、心のバリアフリーの大切さを実感することができます。
分かりやすい作品なので家族と一緒に見ることができ、人生には素敵な出会いが待っているかもしれないと思わせてくれる映画です。
映画『最強のふたり』の登場人物・キャスト
映画『最強のふたり』のキャストをご紹介します。
- ドリス:オマール・シー
- フィリップ:フランソワ・クリュゼ
映画『最強のふたり』のスタッフ
映画『最強のふたり』の作成スタッフをご紹介します。
- 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
- 脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ