2014年1月31日に公開された映画『ウルフオブウォールストリート』。
この記事では、映画『ウルフオブウォールストリート』のあらすじ・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ウルフオブウォールストリート』の予告編
「このペンを売ってみろ」
日本ではバブルで未曽有の好景気に入ろうとした1980年代から1990年代。
舞台は世界最大の市場規模があるニューヨーク証券取引所(通称:ウォール街)。
レオナルド・ディカプリオが演じるジョーダン・ベルフォートという実在の人物が、ストラットン・オークモントという証券会社を立ち上げてどのように成り上がっていくかという物語です。
映画『ウルフオブウォールストリート』のあらすじ
ジョーダン・ベルフォート(以下ジョーダン)は成り上がるという欲望を持った野心家であった。
成り上がろうと思い証券会社へ1987年に入社をしました。
しかし、運が悪いことに入社したすぐにブラックマンデーとなってしまい会社は倒産してしまいます。
その次に入社した証券会社はペニー株というボロ株を主として取り扱う会社でした。
その会社では手数料が半分も持っていかれる会社でしたが、ジョーダンには営業の才能がありました。
その会社で営業力を磨いて仲間と独立をして次第に、ウォール街で昇りつめていきます。
売り上げに繋げようと栄喜を養うためにはドラックやインサイダー取引と何でもありな会社の栄枯必衰を描く作品です。
映画『ウルフオブウォールストリート』の解説
この作品は劇中内で’Fuck’が最も使用された回数が多い作品となっており、作品中に506回も使用されております。
(1分間当たり2.6回登場する計算です)
それほど多くのFUCKが登場する金融を題材にする作品は恐らくこれ以外に存在しません。
また、レオナルド・ディカプリオといえば美男子の俳優として有名でタイタニックにも主演を演じておりますが、今作品まではオスカー主演賞を取ったことが無い俳優として認知されておりました。
残念ながら今作品でもディカプリオ氏はオスカーを取れませんでしたが、アカデミー賞を主演男優賞や監督賞で獲得をしております。
映画『ウルフオブウォールストリート』のみどころ
日本でも証券会社といえば厳しいが高収入の職業の一つとされておりますが、より破天荒に今作品は証券マンを描いております。
成果を出した社員には厚く金銭を支払い、朝礼では社員のモチベーションを高めるためにジョーダンが熱い演説をするシーンは今作屈指の名シーンの一つです。
現代のぬるくコスパを求めるような労働とはかけ離れた環境ではありますが、野心溢れる人間がいる証券会社では狂喜乱舞をして会社は成長していきます。
また先述したように劇中内で最も’Fuck’が用いられて今作品は物語の展開が目まぐるしく進みます。
179分もある公開時間で決して短くはありませんが、今作品は夢中になってあっという間に時間が過ぎます。
映画『ウルフオブウォールストリート』の感想
証券会社の証券マンといえば、顧客をだまして手数料収入の獲得に勤しむという負のイメージがあるかと思います。
しかし、今作品は負のイメージ側に振り切っていかに成り上がっていくかの物語です。
現代のぬるい労働環境とは異なる働き方や普段の自身の生活に喝を入れてくれるような作品です。
映画『ウルフオブウォールストリート』の登場人物・キャスト
映画『ウルフオブウォールストリート』のキャストをご紹介します。
- ジョーダン・ベルフォート:レオナルド・ディカプリオ(加瀬康之)
- ストラットン・オークモント社 社長
- ドニー・アゾフ:ジョナ・ヒル(桜井敏治)
- ストラットン・オークモント社 副社長
- ナオミ・ベルフォート: マーゴット・ロビー(白石涼子)
- ジョーダンの妻/元モデル
- マーク・ハンナ : マシュー・マコノヒー(森田順平)
- 投資銀行 LFロスチャイルド社 ベルフォートの上司
- ピーター・デブラシオ:バリー・ロスバート
- 投資銀行 LFロスチャイルド社 株式仲買人。
- パトリック・デナム: カイル・チャンドラー(森田順平)
- FBI捜査官
- マックス・ベルフォート: ロブ・ライナー(ふくまつ進紗)
- ジョーダンの父親/会計士
- リー・ベルフォート :クリスティーン・エバーソール
- ジョーダンの母親。
映画『ウルフオブウォールストリート』のスタッフ
映画『ウルフオブウォールストリート』の作成スタッフをご紹介します。
- 監督:マーティン・スコセッシ
- 脚本:テレンス・ウィンター
- 原作:『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』
ジョーダン・ベルフォート - 音楽:ハワード・ショア
- 撮影:ロドリゴ・プリエト
- 編集:セルマ・スクーンメイカー