映画『バッド・チューニング』のあらすじとレビュー|アメリカの若者たちのイケイケ感と怖いもの無し感が出ている作品

洋画

これぞアメリカ映画という感じで、ストーリー自体よりもアメリカの若者の雰囲気を楽しむ映画という仕上がりになっている作品です。

2016年11月5日に公開された映画『バッド・チューニング』は、アメリカで公開された際には、予想外のヒットを記録し、監督のリチャード・リンクレイターの初期の作品となります。

この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。

映画『バッド・チューニング』の予告編

<バッド・チューニング・予告編>

本作の舞台は、1970年代のアメリカ・テキサスです。

とある田舎の高校では、新入生が3年生から””洗礼””を受けることが習わしになっていました。

夏休みの直前、3年生はさっそく1年生に洗礼を授けようと追いかけまわします。

その洗礼とは、男子はケツバットで女子はケチャップ等をかけられというものでした。

1年生のミッチも標的となり、仲間と共に逃げるのでした。

映画『バッド・チューニング』の解説

本作は1993年制作のアメリカ映画で、名だたる俳優陣を揃えたコメディ青春映画となっています。

実際、アメリカで公開された際には、予想外のヒットを記録しています。

監督はリチャード・リンクレイターが務めており、彼は「恋人までの距離(ディスタンス」」などで知られます。

因みに、本作はリンクレイター監督の初期の作品です。

出演は「バイオハザード」のミラ・ジョボビッチをはじめ、「アルマゲドン」のベン・アフレックや「コンタクト」のマシュー・マコノヒーなど錚々たる顔ぶれです。

本作は日本での劇場未公開でしたが、リンクレイター監督の別作品の公開に合わせて単館上映されています。

映画『バッド・チューニング』のあらすじ

夏休みを目前に控え、テキサスのとある高校では伝統の””ケツバット””が行われようとしています。

一方、フットボール・クォーターバックのピンクは、コーチから渡された契約書を破棄してしまいます。

契約書には、夏休み期間中を真面目に過ごすべしと書かれていました。

“”ケツバット””が始まり、1年生・ミッチは3年生・オバニオンに家まで追い駆けられます。

その時、同じ1年生・カールの母親が現れ、銃で威嚇してオバニオンを撃退しました。

その後、ミッチたちが野球をしていると、観客席にいた3年生らがバットで威嚇します。

ミッチたちは逃げるのを諦めて、大人しくケツバットの洗礼を受けるのでした。

映画『バッド・チューニング』のみどころ

本作の見どころの一つは、ミッチたちがオバニオンへの復讐を企てる場面です。

夏休みに計画したパーティーが中止になり、ピンクがミッチをドライブに誘います。

ミッチたちは、ドライブを楽しんだ後に大人のたまり場に足を踏み入れます。

ミッチは自分も大人になった感覚を味わいました。

そこで彼は仲間と相談して、オバニオンへの復讐を決意します。

先ず、カールがわざとオバニオンに捕まります。

オバニオンはカールの母親に撃退された恨みもあり、嬉々としてカールにケツバットしかけます。

その時、カールの仲間がオバニオンの頭にペンキをぶっかけるのでした。

映画『バッド・チューニング』の感想

本作は、「これぞアメリカ映画!」という感じの作品です。

若者たちはイケイケで、怖いもの無しな感じが良く出ています。

皆で悪さすることも、彼らにとってはコミュニケーションのひとつなのでしょうね。

本作は、ストーリー自体よりもアメリカの若者の雰囲気を楽しむ映画だと言えます。

映画『バッド・チューニング』の登場人物・キャスト

バッド・チューニングの登場人物・キャストをご紹介します。

ピンク:ジェイソン・ロンドン
ミッチ:ウィリー・ウィッギンス
ミシェル:ミラ・ジョヴォヴィッチ
デイヴィッド:マシュー・マコノヒー
フレッド:ベン・アフレック

映画『バッド・チューニング』のスタッフ

バッド・チューニングのスタッフをご紹介します。

監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター
製作:ジェームズ・ジャックス、ショーン・ダニエル、リチャード・リンクレイター
撮影:リー・ダニエル
編集:サンドラ・エイデアー