トラブルが原因で職を失った主人公アーサーの人生が思わぬ方向へ変わり始めます。
2019年10月4日に公開された映画『ジョーカー』は、バットマンに登場する悪役ジョーカーがどのようにして誕生したのかが分かります。
その内容のみどことや、感想などをご紹介します。
映画『ジョーカー』の予告編
<ジョーカー・予告編>
財政の崩壊により、失業者や犯罪者があふれた大都市「ゴッサム・シティ」。
そんな街に住む道化師のアーサーは、一流のコメディアンになるという夢を抱きながら、派遣ピエロとしてなんとか生計をたてていました。
仕事で不運が続くアーサーですが、理解ある同僚たちに支えられ、今日も混沌とした街で心優しきピエロを演じています。
しかし、トラブルが原因で職を失ったことで、アーサーの人生は思わぬ方向へ変わっていきます。
映画『ジョーカー』の解説
アメリカンコミック・バットマンに登場する、悪役キャラクターの「ジョーカー」を主人公にした映画作品です。
単にコミックを実写化したのではなく、オリジナルストーリーとして、2019年にアメリカで公開されました。
どうして「ジョーカー」が誕生したのかがわかる、ヒューマンドラマのようなストーリーになっています。
サイコスリラー映画なのでR指定されましたが、興行収入は10億ドルを超えるヒット作品になりました。
そして、ヴェネツィア国際映画祭では、金獅子賞を受賞、アカデミー賞では11部門にノミネートされ、主演男優賞や作曲賞を受賞しています。
映画『ジョーカー』のあらすじ
舞台は、財政の崩壊により、失業者や犯罪者があふれた大都市「ゴッサム・シティ」。
そんな街で母親と暮らす道化師のアーサーは、一流のコメディアンになるという夢を抱きながら、細々とした生活を送っていました。
アーサーには緊張すると発作的に笑い出してしまう持病があり、大量の精神安定剤が手放せない状態です。
仕事で辛い目に遭いながらも、同僚たちに支えられ、なんとか辛い毎日を耐え抜いていました。
ある日、アーサーは同僚から護身用にもらっていた銃を慰問中の病院で落としてしまい、職を失ってしまったのです。
そして、これをキッカケにアーサーの人生は大きく変わっていきます。
映画『ジョーカー』のみどころ
バットマンに登場する、悪役・ジョーカーがどのようにして誕生したのかがわかるストーリーになっています。
サイコスリラー映画作品ですが、まるでヒューマンドラマのような印象もあります。
貧困や失業など、格差社会のなかで行き場を失うという、現実社会でも問題となっていることを反映し、よりリアリティーを生んでいます。
このように悪役にスポットを当て、社会問題を描いているので、他作品では描くことのないストーリーが見どころです。
また、最初は優しかったアーサーが、次第に豹変していく様も必見です。
この映画作品を見てから、バットマンを見ると、またちがった印象を受けるでしょう。
映画『ジョーカー』の感想
ヒーローではなく、悪役の方にスポットを当てた映画作品です。
格差社会によって起こる社会問題を反映されたストーリーになっており、深みがあります。
アーサーが、ジョーカーになってしまった様子を、ヒューマンドラマのように見ることができる作品です。
映画『ジョーカー』の登場人物・キャスト
ジョーカーの登場人物・キャストをご紹介します。
アーサー(ジョーカー):ホアキン・フェニックス
マレー:ロバート・デ・ニーロ
ソフィー:ザジー・ビーツ
ゲイリー:リー・ギル
トーマス:ブレット・カレン
ブルース:ダンテ・ペレイラ・オルソン
映画『ジョーカー』のスタッフ
ジョーカーのスタッフをご紹介します。
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
撮影:ローレンス・シャー