物理学者と脳科学者バカルー・バンザイは、知人の博士が行った実験によって次元を超えることに成功しますが、その次元の狭間は独裁者であるエイリアンが閉じ込められている牢獄でした。
そのエイリアンは別の人間の中に入り込み、ある装置を目当てに博士を誘拐し、話は続きます。
1984年8月10日に公開された映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』は、興行収入は600万ドルを超える、大ヒット映画となりました。
この作品のみどころや感想など、感じたことをご紹介します。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』の予告編
<バカルーバンザイの8次元ギャラクシー・予告編>
「バカルーバンザイの8次元ギャラクシー」は、地球を侵略しようとする宇宙人との戦いが描かれた作品です。
物理学者やロックバンドのボーカルなど、複数の職業を持つ主人公バカルー・バンザイが、次元の異なる相手との戦いを繰り広げます。
ただ、あくまでもB級映画であるため、シリアスすぎる展開ではなく、コメディ要素が多いのが特徴です。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』の解説
「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」1984年に公開された映画です。
そして、タイトルに「バンザイ」という言葉が入っているように、日本の要素が数多く取り入れられています。
しかし、日本では劇場公開されることはなく、テレビ放映やビデオテープでの販売となりました。
ただ、興行収入は600万ドルを超える、大ヒット映画となっています。
公開されてしばらく経ってからも、SFファンを中心に根強いファンがいて、名作のB級映画として扱われることは珍しくありません。
また、2018年公開の「レディ・プレイヤー1」という映画で、登場人物が好きな作品として「バカルーバンザイの8次元ギャラクシー」を挙げ、話題になりました。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』のあらすじ
物理学者と脳科学者、ロックバンドのボーカルとして活動しているバカルー・バンザイは、知人の博士が行った実験によって、次元を超えることに成功します。
しかし、その次元の狭間は、独裁者であるエイリアンが閉じ込められている牢獄でした。
そして、エイリアンは別の人間の中に入り込み、ある装置を目当てに博士を誘拐してしまいます。
それに対してバカルー・バンザイは、仲間を集めて博士の救出を試みます。
そこへ、独裁者に反発する味方のエイリアンも登場し、各々の目的を織り交ぜながら戦闘が繰り広げられていくというストーリーです。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』のみどころ
「バカルーバンザイの8次元ギャラクシー」は、シュールな展開が見どころです。
地球人対SFという壮大なストーリーに加えて、映像も気合が入った造りになっています。
しかし、乱暴な展開になるように作ってある上に、コメディ要素が非常に豊富です。
その結果、登場人物たちは真剣でありながら、見る側は脱力してしまう作品となっています。
そのため、気楽にSF作品を見たいという人におすすめです。
また、SFとしてストーリーは成立していて、物語の途中で展開が放り投げられることはありません。
そのため、単純にSFものとして楽しむことも可能です。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』の感想
「バカルーバンザイの8次元ギャラクシー」は、世界的な知名度こそあまり高くはありません。
しかし、SFファンからの根強い人気があります。
そのため、SFファンの人は、どのような内容なのかを知るために、一度は視聴しておいた方が良いでしょう。
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』の登場人物・キャスト
バカルーバンザイの8次元ギャラクシーの登場人物・キャストをご紹介します。
バカルー・バンザイ:ピーター・ウェラー
エミリオ・リザルド:ジョン・リスゴー
ペニー・プリディ:エレン・バーキン
ニュージャージー:ジェフ・ゴールドブラム
ジョン・ビッグブーテ:クリストファー・ロイド
パーフェクト・トミー:ルイス・スミス
ジョン・エンダール:ロザリンド・キャッシュ
ヒキタ教授:ロバート・イトー
リノ・ネバダ:ペペ・セルナ
ウィドマーク大統領:ロナルド・レイシー
国防長官:マット・クラーク
ローハイド:クランシー・ブラウン
ジョン・パーカー:カール・ランブリー
ジョン・オコナー:ヴィンセント・スキャヴェリ
ジョン・ゴメス:ダン・ヘダヤ
キャスパー・リンドリー:ビル・ヘンダーソン
ジョンソン:ローラ・ハリントン
映画『バカルーバンザイの8次元ギャラクシー』のスタッフ
バカルーバンザイの8次元ギャラクシーのスタッフをご紹介します。
監督:W・D・リクター
製作:ニール・キャントン、W・D・リクター
製作総指揮:シドニー・ベッカーマン
脚本:アール・マック・ローチ
撮影:フレッド・J・コーネカンプ
音楽:マイケル・ボディッカー