映画『メッセージ』のあらすじとレビュー|ある日、世界各国に未確認飛行物体が降り立つ物語

洋画

地球に突然やってきた未確認飛行物体の調査を始め、宇宙船の地球外生命体と接触を図ろうとする。

2017年5月19日に公開された映画『メッセージ』は、ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された後、公開となったアメリカのSF映画です。

この作品のみどころを解説し、感想などをご紹介します。

映画『メッセージ』の予告編

<メッセージ・予告編>

地球に突然やってきた未確認飛行物体に困惑する人々ですが、多くの学者、各国の軍が乗り出し調査を始めます。

宇宙船の中には、地球外生命体がおり接触を図ります。

意思疎通が出来ない地球外生命体は、敵が味方か見分けがつきません。

果たして彼らの目的は一体何なのでしょうか。

文字の解読からはじまり、地球外生命体から人々が受けとるメッセージは。

映画『メッセージ』の解説

2016年9月1日 にヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され公開となったアメリカのSFドラマ映画です。

日本でも6億円の興行収入となるヒットを飛ばし、第29回東京国際映画祭において特別招待作品とした上映も行われました。

撮影は主にカナダ・モントリオールで行われました。

音楽監修には、映画音楽を幅広く手掛けるヨハン・ヨハンソンが迎えられています。

監督のヴィルヌーヴとは名コンビとなっており、3度目のタッグです。

作中に登場する宇宙船がスナック菓子「ばかうけ」にそっくりとの話題をうけ、監督自身も宇宙船はばかうけの影響を受けているとコメントを出しました。

映画『メッセージ』のあらすじ

ある日から世界各国に未確認飛行物体が多数降り立ちました。

それを受け、多くの学者や軍が調査に乗り出します。

言語学者ルイーズは、物理学者イアンと共に、アメリカ軍大佐のウェバーと調査に向かいます。

彼らのミッションは「ヘプタポッド」と呼ばれる地球外生命体がやってきた目的を調査することです。

ヘプタポッドとの接触に成功し、聞き出したメッセージに中国軍が警戒を強め、紛争の準備を始めました。

ルイーズ達の制止も虚しく、中国軍はヘプタポッドを爆撃し、大きな大戦へと突入するのでした。

ヘプタポッドが地球にやってきた本当の目的とは何なのか。

人類はこのまま滅亡の危機へと追い込まれるのでしょうか。

映画『メッセージ』のみどころ

見どころはやはり、宇宙船です。

ストーリーの壮大さももちろんですが、日本のファンがSNSで盛り上がっていた事案に、何と監督がわざわざYouTubeで「宇宙船は、ばかうけにインスパイアされている」というコメントを残したという嬉しい出来事がありました。

監督の日本への愛が感じられます。

そして地球外生命体とのやりとりは、将来実際にこのような光景が見られるかも知れないというワクワク感もありました。

映画賞もいくつか受賞されていますが、やはりどれも音楽性が高く評価されているので、BGMにも耳を傾けつつ鑑賞していただけるとより楽しめるかと思います。

映画『メッセージ』の感想

未知の物体、生命体との遭遇はいつの時代も恐ろしくもあり気になる存在です。

この作品もしかり、人類が恐る恐る接触を図る様子が描かれています。

理解できない為、恐怖が優ってしまい攻撃的になる部分も人間らしさだと感じます。

しかし、作品を見終わった後には怖がってばかりもいけないんだなと考えさせられました。

映画『メッセージ』の登場人物・キャスト

メッセージの登場人物・キャストをご紹介します。

ルイーズ・バンクス : エイミー・アダムス
イアン・ドネリー : ジェレミー・レナー
ウェバー大佐 : フォレスト・ウィテカー
ハルペーン捜査官 : マイケル・スタールバーグ
マークス大尉 : マーク・オブライエン
シャン上将 : ツィ・マー

映画『メッセージ』のスタッフ

メッセージのスタッフをご紹介します。

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ハイセラー
原作:テッド・チャン
「あなたの人生の物語」
製作:ダン・レヴィン
ショーン・レヴィ
デヴィッド・リンド
カレン・ランダー
アーロン・ライダー
製作総指揮:グレン・バスネル
ダン・コーエン
エリック・ハイセラー
トリー・メッツガー
ミラン・ポペルカ
スタン・ヴロドコウスキ